“たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話

 

たべもの記念日研究家として、甘酒屋さんとして

 

1月20日(毎年二十四節気の大寒)は「甘酒の日」!

たべもの記念日研究家と甘酒屋さんの2つの顔を背負って、イベントを開催しました。

 

といっても今回実は自主的に開催したわけではなく、自分にしては珍しくお誘いいただいて実現したもの。

友人の湯浅聡美さんに「一緒に甘酒の日にイベントやろう!」と連絡をいただいて、二つ返事で成立しました。

 

とはいえ、イベンター吉原潤一の影は潜めていて、7月1日の「アマタケサラダチキンの日」のイベント以来、実に半年のブランクがありました。

 

開催日は、1月18日(土)に。

主催の湯浅さんとは色々話し合いましたが、「甘酒の日」当日の1月20日月曜日は準備や集客の点から難しいと判断し、2日前の土曜日である1月18日としたわけです。

ちょうどイベントの開催や感想のSNS投稿が、「甘酒の日」の周知にもなると期待しての日取りです。

 

【イベント告知】甘酒飲み比べ&甘酒鍋の会 〜1月20日(毎年大寒)は #甘酒の日 たべもの記念日会〜 | たべもの記念日研究家 吉原潤一 https://foodanniversary.com/information/20/

 “たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話 〜「甘酒の日」を振り返って〜

 

コンディションの上がらない、イベント準備に葛藤

 

繰り返しになりますが、たべもの記念日研究家として、イベンター吉原潤一としては半年振りのイベント。そして準備や集客は正直コンディションが上がりきらずでした。(モチベーションじゃなくてコンディションが上がらず、です。)

開催の前日になっても実感が沸かない状態でした。なぜだろう…?

 

エンジンがかかったのは開催の4時間くらい前。資料作りのやる気スイッチが急に入ったり、甘酒飲み比べ用のコップをひらめいて急遽消耗品量販店のシモジマに買いに行ったりと、身体が動きました。

 

甘酒屋さんよしじゅんの“節目”が、突然やってくる

 

時を戻そう。

イベント開催の3日前、1月15日。甘酒屋さん「のレンMURO」の来月分のシフトが配信されました。

来月のシフトに、吉原のシフトインする日はありませんでした。

というのも10月から入ってくれていた私の友人が、年明け以降シフトイン多くしてくれるようになり、おかげさまでシフトが不足することなく埋まるようになったのです。ありがたいことです。

 

つまり今のところ、元々シフトに入っている1月17日(金)を最後に次に売り場に立つ予定がないことに気がついたのです。

急に焦り始める、センセーショナルになる甘酒屋よしじゅん。

勢い余って、facebookイベントページを立ち上げるのです。
その日にち、1月20日(月)。

 

-ーーそう、【甘酒の日】当日に。

https://www.facebook.com/events/176556343548169/

 “たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話


一方、「甘酒飲み比べと甘酒鍋のイベント」は大盛況

 

そして、迎えた1月18日(土)。「甘酒の日」イベントを開催しました。

フタを開けてみれば大盛況、参加者12人。それもそのはず、発起人で共同主催の湯浅さんはめちゃくちゃ張り切っていて、そのうちのおよそ参加者8人をも集めてくださいました。

全11種類用意した甘酒飲み比べも、のレンMUROのスタッフが開発した甘酒鍋(発酵鍋)も大好評!

「イベンタースキル×事前準備×コンディション=?」と聞かれた計算式からすると明らかにマンパワー不足。特に料理・キッチンスキルが足りてなくて、参加者に一部準備を手伝ってもらったりと助けられました。あと寛容な参加者の皆様にも助けられました。

いざとなると、たべもの記念日研究家として、甘酒屋さんとして、さらにはイベンターとして、3倍のパワーを無意識に発揮してイベントをぶん回しました。
甘酒とたべもの記念日のプレゼン、全体を俯瞰して段取り管理、アドリブなりに善処はできたと思います。昔取った杵柄。

しかし、準備運動しないで力を使ったので、もれなく帰り道から“筋肉痛”でした。
(詳細は下記のイベントレポートからご覧いただけます)

【イベントレポ】甘酒飲み比べ&甘酒鍋の会 〜1月20日(毎年大寒)は #甘酒の日 たべもの記念日会〜 | たべもの記念日研究家 吉原潤一 https://foodanniversary.com/report/23/

 “たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話

 

「甘酒の日」当日は、ピンチヒッター甘酒屋よしじゅん

 

1月20日「甘酒の日」当日。

元々シフトは終日十分いて、私は先述のイベントページを立てて、なかば“勝手に”売り場にて立つ予定でした。友人を呼んで甘酒をプレゼンする、自由奔放に立ち振る舞う予定でした。

しかし正直なところ、非公式なシフトインみたいで、後ろめたい気持ちがなかったといえば嘘になります。いくら身内とはいえ、シフトに入っていないのに勝手な計画で売り場に立つのは少々勇気がいるものでした。

 

ところが、である。

遅番のスタッフが風邪でダウン、まさかの早退するかしないかの事態に。
それをスタッフ同士で話し合っているさなか、思い切って宣言しました。

吉原「よければ私が代わりに売り場立ちます!甘酒の日で友人呼んでいて、どのみち売り場に立つ予定だったので。なので、安心して今日はゆっくり休んでください」

一同「そう?ならお願いしてもいい?」

と。そしてピンチヒッター甘酒屋さんよしじゅんの“公式な”最終シフトになりました。

 

人の体調不良を喜んではいけないと思います。

けれど、喜ぶという感情ではなくて、うまく言葉に表せないのですが導かれたなあという気持ちです。
「やっぱり甘酒の日に甘酒屋さんやりたい!」という気持ちが思わぬ方向に突き動かされたようです。

 

甘酒の神ですかね。あるいは、“たべもの記念日”の神の仕業なのかもしれません。

 

そして程なくして早番の人と入れ替わるかたちで18:30。

1月20日「甘酒の日」に、甘酒屋の格好で売り場に立つ私がそこにありました。

 

たった4日前の告知でどれだけの人が興味を持つか、来るかどうか分かりませんでした。

結果、約3時間の間で5人の友人が来てくれました。

 

大して告知もままならず、このイベントを立ててから個別にお誘いした人はいない中で、5人は驚きでした。

普段ゆるぼ(ゆるく募ったり即興で人を集めたりすること)などはしないタイプなので尚更です。

 

特に会うの2回目のような方に複数人恵まれて、有難い限りでした。

甘酒の魅力も試飲してもらいながらたくさん伝えれたと思います。

「甘酒の日」に甘酒を伝える売り場に立ててとても神聖な気持ちと共に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

「甘酒の日」の翌日は、ピンチヒッターとして“準備”を進めるも・・・

 

そして、「甘酒の日」翌日。

同僚からは、昨日早退して遅番スタッフが休みだった場合、また吉原に白羽の矢が立つ可能性があると、そんな雰囲気が午前中社内を賑わしていた。

 

しかし、そんな心配も束の間。少し早めに出勤してきたマスク姿の彼女は、マスクを外した表情で「もう大丈夫です」と話した。

 

これで、「甘酒屋よしじゅん」の役目はひと段落したのでした。

そっと、胸を撫で下ろしました。

 

程なくして、スタッフから「急遽夕方テレビの取材が入ることになりました〜」との報告がありまして。社内は盛り上がりをみせるのです。

 

ーーー嗚呼、ここまでがシナリオだったのだな。

と。「甘酒の日」に導かれた

“ピンチヒッター「甘酒屋よしじゅん」”

“たべもの記念日研究家 吉原潤一”

はそれぞれ120%出し尽くして、綺麗に「甘酒の日」を持って役目を終えたのだなと。

そう振り返ると、なんだかすべてがもうなるべくしてなった出来事だなとすら思えてきました。そして、そう思うと心地よい疲れが感じられて、生きてるなと素直に思えてすらきました。

(ちなみに、病み上がりのスタッフをサポートすべくという大義名分で、私も売り場でテレビ取材のフォローに入りましたが、ほぼほぼ0.5秒くらいしか映らずでした。)

 “たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話

“たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話

 

目の前の出来事やモノをありのままに受け止めること。

これもまた、「たべもの記念日」の真髄に近い感情でもあります。

 

一つ一つをかみしめて、特別な日常に幸せを感じること。

そう思えるチカラが「たべもの記念日」にはあります。

 

ここに「たべもの記念日」から伝えたいこと、

「たべもの記念日」よりさらに上層にあるような世界観がそこにあります。

 

「あなたの好きなたべものはなんですか?」

「今日のたべもの記念日はなんでしょう?」

 

ふと立ち止まってみたときに、日常はたべもので溢れています。

記念日で溢れています。そして、幸せもすぐそこに溢れています。

 

“たべもの記念日”はささいな日常を幸せに感じさせてくれる魔法です。

 

これを読んだ方が“たべもの記念日”にふと出会ったあるいは気づいた時に、ほんの少しでも幸せを感じるきっかけになったら嬉しいです。

 

たべもの記念日研究家
吉原 潤一

 “たべもの記念日”は日常をかみしめることで幸せに導かれるという話

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吉原潤一(よしじゅん)
たべもの記念日研究家/フードアナリスト

埼玉県出身。2014年法政大学経営学部卒業。食・流通業界での志で、大手スーパーマーケット会社に就職。飲食店プロデュース会社、飲食運営会社の広報業務を経て、2019年4月よりフリーランスとして活動。

1年366日にある食べ物の記念日を「たべもの記念日」との愛称をつけ、人と食が心豊かにつながるきっかけづくりの活動を広げている。たべもの記念日を取り上げたイベントの開催、取材記事執筆、毎月のたべもの記念日カレンダーの制作などを通して、たべもの記念日にまつわる制定メーカーや飲食店、生産者の応援する事業を行なっている。

経歴
2017年11月テレビ朝日「スーパーJチャンネル」コメント出演。
2018年8月インターネットラジオゆめのたね放送局「笑顔の港」ゲスト出演

主な活動
たべもの記念日カレンダーの配布
各たべもの記念日にちなんだイベントを開催
個人・企業様からのご依頼お待ちしております。
新たに制定された記念日の紹介やイベント開催
共同イベント開催
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